宇野千代さんの作品を紹介します。作品名をクリックすると、amazonで購入できます。
行動することが生きることである 生き方についての343の知恵 /平成8年2月25日 初版発行/宇野千代 著
「自分の犯した罪によって、人は他人の罪を許す。自分の通った道で、他人の履物の具合が始めて分かるから。男は救われている。女の罪深さ、と言う永遠の主題。」 −人と人とを結ぶルールより引用−
タイトル通り、著者が自身の経験から生き方について343の知恵が書かれています。「通ってはじめて道」と、私もいつか教えられたことがあります。 経験は大事。ときに苦しくて消えてしまいたくなることもあるけれど、自分の中にしっかりと根付くものがある。それが先で誰かのために役立つものとなれば、通った甲斐があったと、喜びに変えられるのではと思っています。
生きて行く私 (角川文庫) /平成8年2月25日 初版発行/宇野千代 著
宇野千代さんの歩まれた人生が綴られています。母の死、新しい母と弟妹との関係、父の死、恋愛、いとことの結婚や尾崎士郎、東郷青児、北原武夫との出会い、結婚、また、スタイル社の隆盛と倒産など。そのときそのときの心情を飾ることなく、正直に書かれていて、宇野さんの人間としての潔さを感じます。
私何だか死なないような気がするんですよ 心とからだについての282の知恵 /1995年12月 海竜社より刊行/宇野千代 著
「忘れるということは新しく始めるということです。心を空っぽにするから新しい経験を入れることができるのです。いくつになっても人生は今日が始まりである。」 −忘れるという、私の特技より引用−
宇野千代さんが亡くなる半年前に刊行された最後の単行本です。刊行当時、この長いタイトルはちょっとした話題になったそうですが、宇野さんが95歳のときにふとその時の心境を色紙に書いたところからきてるそうです。解説には全文が書かれてます。
忘れるということは、前に一歩踏み出すことだと、宇野千代さんは言われます。たしかにそうかもしれません。私も反省するところなのですが、自分が傷つくことにばかり敏感で、くよくよと思い煩ったり、相手を責める思いで心をいっぱいにしてもつらいばかりです。いつでも良い「気」が入ってくるように、忘れて、不要は削ぎ落として、身軽でいたいものです。
おはん (新潮文庫) /1975年1月 新潮社; 改版版/宇野千代 著
幸福は幸福を呼ぶ (集英社文庫) /1997年10月17日 集英社/宇野千代 著
宇野千代 女の一生 (とんぼの本) /2006年11月22日 新潮社/宇野千代 著 小林庸浩 ほか (著)
雨の音 (講談社文芸文庫) /1989年6月5日 講談社/宇野千代 著
恋愛作法 愛についての448の断章 (集英社文庫) /1994年5月20日 集英社/宇野千代 著
薄墨の桜 (集英社文庫) /2007年10月19日 集英社/宇野千代 著
幸福の言葉 /2002年3月 海竜社/宇野千代 著
幸福を知る才能 (集英社文庫) /1989年5月19日 講談社/宇野千代 著
その他、宇野千代さんの作品を一覧で表示します。