明治時代は戊辰戦争の最中に誕生します。
慶応四年、明治元年
‐1868年‐- 戊辰戦争の緒戦となる鳥羽伏見の戦いが勃発。
- 新選組、甲陽鎮撫隊を組織し、甲斐の柏尾で新政府軍と戦い敗退、元新選組局長・近藤勇斬首。
- 奥羽越列藩同盟。会津藩、仙台藩などの奥羽、越の諸藩が同盟を締結。
- 大村益次郎、上野戦争において寛永寺に立て籠もった彰義隊を破る。
- 長岡で北越戦争、会津で会津戦争、秋田で秋田戦争、いずれも新政府軍の勝利に終わる。
- 江戸、東京と改称。
- 河井継之助、会津へ落ちのびようとしたが破傷風により只見にて死去。
- 咸臨丸清水港に入港、新政府軍により乗組員の多くが戦死、放置された死体を清水次郎長が埋葬。
- 旧幕府海軍副総裁の榎本武揚は幕府が保有していた軍艦を率い箱館の五稜郭を占拠。
- 秋山真之生まれる。
- 広瀬武夫生まれる。
明治二年
‐1869年‐- 箱館戦争、旧幕府軍が新政府軍に降伏し、戊辰戦争が終結。
- 版籍奉還。
- 大村益次郎、兵部大輔に就任。京都三条木屋町上ルの旅館で刺客に襲われ重傷を負い、その後容態が悪化し死去。
明治三年
‐1870年‐- 岩崎弥太郎、九十九商会を設立。
明治四年
‐1871年‐- 廃藩置県。
- 東郷平八郎、英国へ官費留学。
- 咸臨丸、北海道で遭難、沈没。
明治五年
‐1872年‐- 新橋~横浜間、鉄道開通。
- グレゴリオ暦の採用。
- 旧幕臣の榎本武揚(えのもとたけあき)、特赦出獄、新政府に登用される。
- 福沢諭吉、『学問のすゝめ』初編出版。
明治六年
‐1873年‐- 大久保利通、初代内務卿に就任。
- 地租改正。
- 徴兵令。
- 征韓論。
- 明治六年政変。
明治七年
‐1874年‐- 江藤新平、島義勇らによる佐賀の乱勃発。
- 西郷隆盛、鹿児島に私学校設立。
- 民選議院設立の建白書。
- 自由民権運動。
- 台湾出兵(征台の役)。
明治八年
‐1875年‐- 江華島事件。
- 樺太・千島交換条約。
明治九年
‐1876年‐- 廃刀令。
- 神風連の乱。
- 秋月の乱。
- 萩の乱。
- 日朝修好条規(江華条約)。
明治十年
‐1877年‐- 西南戦争勃発。
- 秋山好古、陸軍士官学校に入学。
- 維新の三傑、木戸孝允死去。
- 維新の三傑、西郷隆盛死去。
明治十一年
‐1878年‐- 維新の三傑、大久保利通死去。(紀尾井坂の変)
- 東郷平八郎、英国より帰国。
明治十二年
‐1879年‐- 東京招魂社が靖國神社と改称。
- 日本警察の父、川路利良死去。
明治十三年
‐1880年‐- 横浜正金銀行(よこはましょうきんぎんこう)開業。
明治十四年
‐1881年‐- 国会開設の詔(こっかいかいせつのみことのり)
- 板垣退助が自由党結成。
明治十五年
‐1882年‐- 立憲改進党結成。
- 嘉納治五郎により講道館設立。
明治十六年
‐1883年‐- 正岡子規、上京。
- 秋山真之、上京。
明治十七年
‐1884年‐- 秩父事件。
- 間部詮勝(まなべあきかつ)死去。
明治十八年
‐1885年‐- 内閣制度創設、伊藤博文が初代内閣総理大臣となる。
- 岩崎弥太郎死去。
- 天津条約。
明治十九年
‐1886年‐- 秋山真之、海軍兵学校入学。
- 木戸孝允の妻(松子)死去。
明治二十年
‐1887年‐- 秋山好古、フランスへ渡る。
- 島津久光死去。
明治二十一年
‐1888年‐- 海軍兵学校が江田島へ移転。
- 山岡鉄舟死去。
明治二十二年
‐1889年‐- 大日本帝国憲法発布。
- 大隈重信、玄洋社の来島恒喜に爆弾による襲撃を投げつけられ右脚を失う。
明治二十三年
‐1890年‐- 第一回帝国議会開催。
- ラフカディオ・ハーン(後の小泉八雲)が来日。
- 松平春嶽死去。
明治二十四年
‐1891年‐- ニコライ皇太子(後のニコライ2世)、大津で襲撃される。(大津事件)
- 秋山好古、フランスより帰国。
明治二十五年
‐1892年‐- 伊達宗城死去。
明治二十六年
‐1893年‐- 清水次郎長死去。
明治二十七年
‐1894年‐- 日清戦争勃発。
- ニコライ2世、ロシア皇帝として即位
明治二十八年
‐1895年‐- 下関条約調印。(下関『春帆楼』於)
- 三国干渉。
明治二十九年
‐1896年‐- 第一回夏季オリンピックがアテネで開催。
明治三十年
‐1897年‐- 秋山真之、米国駐在武官となる。
- 広瀬武夫、ロシアへ留学。
- 陸奥宗光死去。
- 後藤象二郎死去。
明治三十一年
‐1898年‐- 明治政府、戦艦三笠を英ヴィッカース社に発注。
明治三十二年
‐1899年‐- 戦艦三笠、起工。
- 勝海舟死去。
明治三十三年
‐1900年‐- 義和団事件。
- 秋山真之、米国より帰国。
明治三十四年
‐1901年‐- 八幡製鉄所稼動。
- 福沢諭吉死去。
明治三十五年
‐1902年‐- 日英同盟。
- 戦艦三笠、竣工。
- 広瀬武夫、ロシアより帰国。
- 正岡子規死去。
明治三十六年
‐1903年‐- 楠本イネ死去。(シーボルトの娘)
明治三十七年
‐1904年‐- 日ロ戦争勃発。
- 秋山好古、騎兵第1旅団長として出征。
- 秋山真之、旗艦三笠に乗艦。
- 広瀬武夫死去。
明治三十八年
‐1905年‐- 戦艦三笠、佐世保港内で爆発事故により沈没。
- ポーツマス条約調印。
明治三十九年
‐1906年‐- 戦艦三笠、浮揚、修理着工。
- 児玉源太郎死去。
明治四十年
‐1907年‐- 松本良順死去。
- 陸羯南(くが かつなん)死去。
明治四十一年
‐1908年‐- 愛新覚羅溥儀(あいしんかくら ふぎ)が清の皇帝に即位。
- 榎本武揚死去。
明治四十二年
‐1909年‐- 伊藤博文、ハルビン駅で安重根に狙撃され死亡。
- 由利公正死去。
明治四十三年
‐1910年‐- 安重根処刑。
- 大逆事件(たいぎゃくじけん:幸徳事件)起こる。
- 韓国併合。
明治四十四年
‐1911年‐- 小村寿太郎死去。
明治四十五年
‐1912年‐- 明治天皇崩御。