銀色夏生さんの本
詩集 葉っぱ(ハッパ)
銀色夏生(ギンイロ ナツヲ)
同じように見える葉でも一枚一枚違うように
ありふれた今日かもしれないけれど
同じことも同じじゃない
毎日が違う日々 (当作品からの引用)
学生の頃、落ち葉を見ながら好きな人を待っていたなぁと思い出します。
葉っぱが一枚一枚違うように、
毎日も違う、
そして人間も。
個性であることを知ればうまくやれる世界なのでしょうか。
違う顔をした葉っぱを写真でも楽しませてくれる作品です。
■BOOK 葉っぱ
発行所:株式会社 幻冬舎
第1刷発行日:1994年7月3日
とにかくあてもなくてもこのドアをあけようよ
銀色夏生(ギンイロ ナツヲ)
君と僕との間の距離
まわりの動きに翻弄されて確かなところがわからない
その不確かな遠近感 移ろいやすい親密さ (当作品からの引用)
どうしたいのか?心地よさを求めるのならそれなりに知恵をしぼらなきゃ。
自分事であればこそ、怠慢になってはいけないなと思うこの頃。
どんな未来かはわからないけれど、歩かなければ一歩も進めないから、
観念で終わらず行動に移す勇気をいつでも持っていようと思います。
このタイトルは、勇気をくれます。
■BOOK とにかくあてもなくてもこのドアをあけようよ
発行所:株式会社 幻冬舎
発行日:1995年11月13日
Balance
銀色夏生(ギンイロ ナツヲ)
あの日泣いたこと 今ではごめんね
教室のすみでふたりは 笑ってしまったね
みつめてるだけで うれしかったけど
仲良くなれたかわりに ため息がふえた (当作品からの引用)
世の中はバランスとタイミングの2つの要素から成り立っている、という
見方をすると自然と「いい時期」というものがわかってくる・・。
きっと銀色さんの魅力は、根底にあるそんな冷静さなんだと思います。
あと、同名のCDも発売されましたよね。個人的に「混沌」も好きです。
■BOOK Balance(バランス)
株式会社 角川書店
初版発行日:平成元年11月25日