銀色夏生作品紹介へようこそ

銀色夏生さんの本

君のそばで会おう
銀色夏生（ギンイロ　ナツヲ）

いろんなところへ行ってきて
いろんな夢を見ておいで
そして最後に君のそばで会おう　（当作品からの引用）

大好きな詩集のひとつです。心に響くものばかり。 とことん自分の心と会話するのに最適なこの一冊です。

詩集　散りユク　夕べ
銀色夏生（ギンイロ　ナツヲ）

私の心に光があって
それがあなたを信じると言う
疑うことが何もない
それゆえいっそう見えない未来
楽しいことも悲しいことも
ふたりにはただのひとつの未来　(当作品からの引用)

この詩がとても好きです。人との縁、同姓であれ異性であれ、自分の人生で関わっていきたい人は、自分の中で既に決まってるのではないかと思うのです。些細なことでぶれない無条件に近い確信のような。この詩集は写真もイラストもない飾らない詩集です。「痛切な片思いの心情」が伝わってくる言葉もいいですが、私はとかく「自由」ということに対して自分に問いかける一冊になりました。

そしてまた　波音
銀色夏生（ギンイロ　ナツヲ）

だれだって間違うし僕たちは失敗ばかりだ
それでもどんなに未熟で人生の途中でも
確かに真実に触れたと思うことはあった　(当作品からの引用)

今この時に出会えた偶然の人たち。とはいえ、人との関係に詰まること、よくあります。そんな時に読む一冊です。相手を思うからこそ、陥りやすい自分だけのspot。そこにいてまた思うこと。強さと弱さが交互にやってくる感など、共感する言葉がつまっています。