銀色夏生さんの本
月夜にひろった氷
銀色夏生(ギンイロ ナツヲ)
二人の過去に甘えているあなたは
今の瞬間は何にもささえられていない
ということがわからない
過去も未来もそれぞれの今なんだ (当作品からの引用)
恋人同士に限らず、過去のよかった日にすがってしまうのは人間あることだと思います。時間は流れてるのだということを忘れてはいけない。それを教えてくれた詩です。
■BOOK 月夜にひろった氷
発行所:株式会社 河出書房新社
初版発行日:1987年12月10日
悲しがる君の瞳
銀色夏生(ギンイロ ナツヲ)
愛さなかったから愛されなかったのだ
最後のところで自分を守ってしまったから
最後のところで手を離されたのだ (当作品からの引用)
私はこのイラストが好きです。あと、気づいたこともあります。
悲しみはバラバラに存在するのではなく、全てつながっているということ。
そしてそれが生まれるのは自分が生み出しているということ。
自分の手で引き寄せているということ。
認めたら心が軽くなりました。
■BOOK 悲しがる君の瞳
発行所:株式会社 角川書店
初版発行日:平成2年10月25日
これもすべて同じ一日
銀色夏生(ギンイロ ナツヲ)
あなたのためになら 私にウソをついてもいいよ
私はいつだって こうやってきたんだから
(当作品からの引用)
風景や草花の写真といっしょに綴られた言葉たち。
懐かしい自分の「あの頃」を思い出させてくれました。
そしてどんなこと思って生きてたのかな、と思うのです。
■BOOK これもすべて同じ一日
発行所:株式会社 角川書店
初版発行日:昭和61年12月18日