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Last Updated: 25 April 2010
当神宮は全国に四万社あまりある八幡宮の総本宮であります。神代に比売大神(ひめおおかみ)が馬城の峰(大元山)に御降臨になった宇佐の地に、欽明天皇三十二年(五七一)応神天皇(おうじんてんのう)の御神霊が初めて八幡大神としてあらわれ、宇佐の各地を御巡幸ののち神亀二年(七二五)に亀山の一之御殿に御鎮座になりました。また天平三年(七三一)比売大神を二之御殿にお迎えし、のち弘仁十四年(八二三)神託により神功皇后(じんぐうこうごう)が三之御殿に御鎮座されました。皇室は我が国鎮護の大社として御崇敬篤く、特に八幡大神が東大寺大仏建立援助のため神輿にて上洛されたこと、また和気清麿公が天皇即位にかかる神託を授かった故事などは有名であり伊勢の神宮に次ぐ宗廟、我が朝の太祖として勅祭社に列せられております。
この御山(みやま)は亀山、また小椋(おぐら)山とも称し、森の大部分はイチイガシ(一位樫)、クスノキを優占種とする常緑広葉樹林でほぼ自然の状態で残されている。高木層、亜高木層、低木層はほとんど常緑樹で占められているため、四季を問わず緑深い神域が保たれている。イチイガシは常緑広葉高木で、樹高30mに達し幹の直径が1.5mになるものがある。樹皮は灰黒褐色であるが、皮目が多く薄片となってはげ落ち波状の模様が残る。葉には鋭い鋸(のこぎり)歯があり歯の表面は光沢があるが下面は黄褐色の短い毛が密生している。他のカシ類と同様に堅果(どんぐり)が出来る。
宇佐神宮 上宮
御祭神
一之御殿 八幡大神(応神天皇)
二之御殿 比売大神
三之御殿 神功皇后
左手奥に見える山が、宇佐嶋とも呼ばれる御許山(馬城峰)です。宇佐神宮発祥の聖地として摂社大元神社が鎮座し、現在でも毎月の祭祀が厳修されています。
御祭神
一之御殿 八幡大神
二之御殿 比売大神
三之御殿 神功皇后
下宮は嵯峨天皇の弘仁年間(810〜824)に朝廷より造宮使が遣わされ、上宮のご分神をお鎮祭し創祀されました。農業・漁業をはじめとする一般産業の発展充実を御守りになる神様であります。上宮と同様に歴代の皇室をはじめ、国民の崇敬篤く、特に宇佐地方では「下宮参らにゃ片参り」と称されて親しまれております。
宇佐神宮御由緒 ※現地案内板より